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最深部に到着すると、見たことのある2つの影があった。それも手に獲物を持ったまま…。 俺は2人の名前を叫んだ。必死になって叫んだ。声の限り叫んだ。 だが、それは遺跡内にむなしく響いた。代わりに甲高い笑い声が聞こえた。 「オホホホッ!そんなことしても無駄ですわよ!この子達は私のペットですもの!」 フリフリのケバいドレス、悪趣味な冠、手には異様に長い杖。そして…人間ではない顔…。まるで仮面のように無機質な面持ちだった。俺は知らず知らずのうちに力は入り、手にしていた武器の柄を半分折ってしまった。それにも気にせず相手をにらみつけた。あいつ…絶対に許さない!! 「そんなに恐い顔しちゃダメよ〜?せっかくの素敵な顔が台無しになっちゃうわよ?」 微塵にも思ってない言葉を…。俺はムショ〜に腹がたち、勢いに任せ突っ込んでいた。敵の前にカトリッシュとマモルが立ちふさがる。その2人に弾かれ、俺は吹き飛んだ。 「アスさん!ここは協力しないと!」 サンドラが矢を番え、2人に放った。首筋に刺さった矢は2人をその場に崩れさせるほどだった。 「安心してください。あれは睡眠薬を塗った針ですから。しかも少し強めにしておいたので、そう簡単には起きませんよ」 「それじゃあ、私もいきますね」 サンドラの援護に、ブラスがディオスクロイを抜き、突進していった。さっきまで1つだったものが、敵を目前にして2つ別れ、胴体を薙いだ。 「あぁ!!」 体勢が崩れたのを見計らい、俺も必殺技を繰り出した!!十字型に切りつける技「クロススラッシュ」。久々に出したから成功するかどうかわからなかったけど、成功してなによりだ。 魔物はあちこちから血を噴出しながらも、まだ息があった。生への執着心とは恐ろしいものだ。すると、魔物はなにやら詠唱を始めた。 「あまり…いい気にならない方が身のためですわよ」 魔物の周りにあった無機質物が宙に浮いているのだ。まさか…。
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