第1閲覧室
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2007/5/17  11−10
その嫌な予感は見事に的中。
最深部に到着すると、見たことのある2つの影があった。それも手に獲物を持ったまま…。
 俺は2人の名前を叫んだ。必死になって叫んだ。声の限り叫んだ。
だが、それは遺跡内にむなしく響いた。代わりに甲高い笑い声が聞こえた。

「オホホホッ!そんなことしても無駄ですわよ!この子達は私のペットですもの!」
 フリフリのケバいドレス、悪趣味な冠、手には異様に長い杖。そして…人間ではない顔…。まるで仮面のように無機質な面持ちだった。俺は知らず知らずのうちに力は入り、手にしていた武器の柄を半分折ってしまった。それにも気にせず相手をにらみつけた。あいつ…絶対に許さない!!
「そんなに恐い顔しちゃダメよ〜?せっかくの素敵な顔が台無しになっちゃうわよ?」
 微塵にも思ってない言葉を…。俺はムショ〜に腹がたち、勢いに任せ突っ込んでいた。敵の前にカトリッシュとマモルが立ちふさがる。その2人に弾かれ、俺は吹き飛んだ。
「アスさん!ここは協力しないと!」
 サンドラが矢を番え、2人に放った。首筋に刺さった矢は2人をその場に崩れさせるほどだった。
「安心してください。あれは睡眠薬を塗った針ですから。しかも少し強めにしておいたので、そう簡単には起きませんよ」
「それじゃあ、私もいきますね」
 サンドラの援護に、ブラスがディオスクロイを抜き、突進していった。さっきまで1つだったものが、敵を目前にして2つ別れ、胴体を薙いだ。
「あぁ!!」
 体勢が崩れたのを見計らい、俺も必殺技を繰り出した!!十字型に切りつける技「クロススラッシュ」。久々に出したから成功するかどうかわからなかったけど、成功してなによりだ。

 魔物はあちこちから血を噴出しながらも、まだ息があった。生への執着心とは恐ろしいものだ。すると、魔物はなにやら詠唱を始めた。
「あまり…いい気にならない方が身のためですわよ」
 魔物の周りにあった無機質物が宙に浮いているのだ。まさか…。


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